2010年10月19日火曜日

戚兄弟の話


1970年前後は迫害がとてもひどくなりました。
しかしそのころはギャクに
人から人への福音を聞いて救われる人が
ますます増えて行った時期でもあったそうです。
そして実に興味深いことには
その時期 ひどい環境にもかかわらず
神を信じる兄弟姉妹の体、健康状態は
よくなって行ったというのです。

農村地帯の兄弟姉妹の間でその頃 
多くの奇跡が起こりました。
これはその一例に過ぎませんが ある姉妹は 
キリストを信じた者への見せしめの為に 三角ぼうしを
かぶらされ 罪状を書いた看板を胸にぶら下げ 村人の環視
(かんし)の中を 歩き回らなければなりませんでした。

さらに悪いことには
この姉妹はひどい関節炎に苦しんでいたのです。
そういう姉妹の唯一の頼みは一本のツエでした。
容赦(ようしゃ)なく後ろから役人がドナります
「早く歩け」と。
しかしどうして早くなど歩けましょう。
姉妹はとうとう つまずいて倒れてしまったのです。

正にその時です、この姉妹はなぜか
あの唯一の頼みのツエを完全に忘れてしまったのです。
そしてその時シッカリと立ち上がった姉妹は あんなに
ひどかった関節炎が完全に癒(いや)されてしまった
ことをその身に感じたのです。

この事実はそれを目撃(もくげき)した村人たちに
強い衝撃(しょうげき)を与えたことは
言うまでもありません。
迫害という悪魔の努力は 正に逆効果となって
しまったようです。

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