2010年3月21日日曜日

ある祈り(4)

昨日 最新の情報(じょうほう)が入りました。
何と あのB姉妹が この12日に退院していたのです。
そのさい 医師は家族に「臓器(ぞうき)は変形し、胃も働いて
いない。あと半年、あるいは一年か、二年でしょう」と
言ったそうです。しかし、一月末、その医師が「今日か あす、
長くてあと三日」と断言したことを
思えば この退院でさえ ウソのような話です。

ところが、せっかく自宅療養に入ったものの、Bさんは 強い
抗がん剤のためか、それからの数日、家族が「ボケが始まったの
かしら」と心配するくらいの困った状況が続いていたのです。 
Bさんは怒りっぽく、何を言っているかも分かりません。
(抗がん剤はいつ始めたのでしょう。)

しかし18日のことです。
A姉妹は眠られないままに 終夜(しゅうや)とりなしの祈りを
したと言います。そして よく19日、ついこの金曜日の朝の
ことです。BさんからAさんに突然 電話があったのです。

「Aさん、分かる?私だよ。昨日まで、頭がボーッとしてたのよ。
でもけさ、スッキリしちゃった。昨日までは背中も痛く 
大変だったんだけど今日はどこも痛くないのよ」それから二時間
あまりもの間、電話は すばらしい 主にある交わりへと
進んで行ったと言うのです。

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