神を賛美します。サウロに迫害された(殺され散らされた)
ステパノと数多くの聖徒達は 逆に サウロに強く深い影響を
与えました。サウロは彼らの体と持ち物に損傷を与えたに過ぎ
ません。しかし、彼らは 遂にはサウロをパウロと変えたのです。
サウロもその当時 彼らの中に「得体の知れないある力」を
感じていたはずです。なればこそ サウロは 彼らの不思議な
しぶとさに触発され、キリスト者を迫害するという 彼の
「神への熱心さ」はいやが上にも エスカレートの度を加えて
行ったのでしょう。
ところが、聖徒達が内に秘める「神を起源とする高さと深さ」は
当時のパウロには全く理解出来ませんでした。何故ならその時
彼には まだ光が無かったからです。
しかし、時至って 天来の光が彼を照らした時、その光と それまで
「聖徒達がパウロに与え続けた深い印象」は 生きて直ちに結合し、
その結びつきの中に パウロは初めて「天地にある一人のお方」の声を
聞いたのです。その時 その天からの幻、即ち「天と地に今厳然と実在
される生ける一人の人」が彼の人生を真に捕らえ、根本的に彼の生涯の
奉仕の方向を決定するまでに至ったのです。
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