2009年8月14日金曜日

素晴らしい感覚は消え去る

感覚の生活(6)

しかしながら、このような経験は長く続くでしょうか?信者はいつまでも
そのように感じ、一生涯ずうっと楽しく感じることが出来るでしょうか?
結論として 多くの信者にとって、このような経験は決して長くは続き
ません。最も信者を悲しませるのは、一般的に言って一、二か月以内に
彼が高く評価するあの最高の幸せは突然 消え去ってしまうことです。

ある朝、いつものように目を覚まして聖書を読むのですが、何故か以前の
ような味わいがありません。次に彼は祈るでしょう。しかし数句口にした
だけで あと言葉が続きません。彼は 何かおかしいと感じます。

彼は昨日までは、他の信者は「霊的に停滞し、前進がない」と思って
いました。今は 自分もその一人であるように感じます。心も冷えて
しまったようです。内に燃える暖かさは消え去り、それがどこへ行った
のか分かりません。主の臨在を感じません。また主が近くにおられる
という感じもありません。まるで主が遠くにおられるかのようです。

今 彼が苦難を受ける時 幸いでなく、苦しみだけを感じます。彼が宣べ
伝える時、もはや楽しさがありません。数句 伝えるだけで、語る気力が
無いことに気づきます。要するに 総てが暗く、干からびて、冷たく、
死んだかのようです。あたかも自分が主によって墓に取り去られ、心に
慰めが少しもないようです。

今や 彼がいつまでも続くことを期待した
あの素晴らしい感覚は消え去ってしまったのです。

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