2009年4月1日水曜日

柄沢兄弟の為にお祈り下さい(4)

幸いなことに、
入院後直ちに受けられた水分の点滴によって
登さんは元気を取り戻し、
その晩はよく眠られたと言います。

しかしながら客観情勢は極めて厳しいものです。
黄だんの症状は重く、飲食物の通過障害が激しく、
更に、もしも胆汁が血液に流れ込み脳に達することがあるならば、
精神的な錯乱もあり得るとのことです。
そのような状況から、担当医師は何と「あと二ヶ月」を覚悟して下さい
と言われたのです。しかしセカンドオピニオン(姉妹達の兄弟
である医師)の判断は更に更に過酷なものであったと言います。

今、その「覚悟」について触れるならば、
登さんは、神に対する様々な願いは願いとして
「主に一切を委ねる」と言う心積もりは、
相当以前から持っておられたようです。

今、登さんをもまじえた姉妹達の交わりの中で、
世に言ういわゆる「禁句」のようなものは一切無いと言います。
死について、覚悟について、彼らの間でその他必要な会話を阻害する
壁は、彼ら主の復活にあずかった聖徒達の間からは、
ことごとく取り払われてしまった、と言えそうです。


旧約聖書から、ゼパニヤ書、3章の14節から17節。
これは妻の良子さんが、
ご主人の為にと主から与えられた神の御ことばです。
これを登さんは病室で、
今、毎日のように読んでおられるのです。


シオンの娘よ。喜び歌え。
イスラエルよ。喜び叫べ。
エルサレムの娘よ。心の底から、喜び勝ち誇れ。
主は、あなたへの宣告を取り除き、
あなたの敵を追い払われた。
イスラエルの王、主は、
あなたのただ中におられる。あなたはもう、わざわいを恐れない。
その日、エルサレムはこう言われる。
シオンよ。恐れるな。気力を失うな。
あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。
救いの勇士だ。
主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、
その愛によって安らぎを与える。
主は高らかに歌って、
あなたのことを喜ばれる。


「主は、あなたへの宣告を取り除き、
あなたの敵を追い払われた。
イスラエルの王、主は、
あなたのただ中におられる。
あなたはもう、わざわいを恐れない。」

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