2008年9月19日金曜日

敢えてまとめて見ると

危険を冒して敢えてまとめてみます。 
物質である時空とその中の万物はキリストと言う範囲の中で
創造されました。従って 時空の中に入られたキリストとしてのイエスが
神による死刑と言う審判のもとに服された時、何と サタンによる深い
影響下にある時空と万物も、「最後のアダムの肉」において、
即ち物質とさえなられたキリストの中に総て包含され、閉じ込められ、
いやおう無しに神による死刑判決に服したことになります。
キリストの十字架は極めて偉大です。ここに時空内の否定的消極的な
「総ては終わった」のです。 (ヨハネ19の30)

複数形の罪・・もうキリストの御血によって始末されています。
単数形の罪、肉、古き人・・最後のアダムとしてのイエスの死の中に
含まれた「私そのもの」がもう墓の向こうにもたらされたので最早 
それらの要素は 私に影響を及ぼすことは不可能です。
この世・・この世も私も十字架に付けられたので、互いに影響力を及ぼす
ことは出来ません。
サタン・・サタンの働く領域は時空内の地上と人の肉ですが、その
両者とも死の判決のもとにあるので、サタンは今職場を失っております。

ここで重要なこと:
①以上は総てキリストの死を根拠とした、神の大審判
に基づく結果 である ということです。
ここで注目するべきはサタンそのものです。サタンに対する審判は
確かに終わりました。しかしその判決による サタンそのものに対する
死刑の執行は これから順次行われて行くのです。今後、様々な形の
死刑の執行が行われた後の究極的な執行があの火の池です。

②ところが、執行はまだであるとは言え、私達は神の偉大な審判そのもの
でさえ神の敵に対しては極めて大きな(執行とほぼ同じ)影響力を
及ぼすことを知るべきです。(この世の法治国家における死刑の最終判決
にさえそれは暗示されます。死刑囚に残されたゼロにも等しいチャンスが
あるとするならば、それは改法か脱獄くらいでしょう。しかし
神に失敗などあり得ません。イエス御自身は神による「死の宣告を
受けた」に留まらず、事実として「死刑の執行」をさえ受けられたのです。
敵がその運命から逃れ得るチャンスは絶対にありません。)

③さらに知るべきは、時空内においては執行はまだなのですが、
神の真理は永遠なので、この審判に基づく執行にも永遠性がある
ということです。これは敵を震え上がらせるに十分です。私たちはこの事実
を常に記憶するべきですし、これを敵に対して頻繁に使用するべきです。
黙示録20の10において神の言葉は「悪魔は火と硫黄との池に投げ
込まれた」と過去形で記しております。ここにもこの事実の永遠性を
読み取ることが出来ます。従ってあなたがキリストの復活と言う
永遠の中にいさえすれば、敵は既に火の池に「投げ込まれた」のです。 

④しかしここにもう一点大切なことがあります。それは以上のキリストの
十字架に含まれる諸事実は唯神の永遠の領域、キリストの復活の領域
内における真理であるということです。その有効範囲はただ「キリストの復活
と言う永遠」内に「限定」されます。なぜなら神は総てのことをキリストと言う
範囲の中において成就されたからです。それがパウロの書簡に頻繁に
出てくる IN CHRIST(キリストにあって、キリストの中で)と言う意味に
他なりません。「今日の天地のキリスト」そのものこそ 新しい神の創造
です。良きものは「キリストの中」以外には存在しないのです。
復活できないものはどんなものであろうと
神の合格ラインに達することはないからです。

それ故に永遠と時空の間には何者も渡りえない大きな淵が横たわって
います。従ってあなたがもし「今日のキリストと言う範囲」に留まらず、
キリストとの一つの中にいないのであれば、即ちあなたが真に永遠を
所有せず、永遠の領域(即ち今日のキリスト)内にいないのであれば、
「今まだ時空の中に存在するあなた」の身の上にそれらの効力が
出現することはあり得ません。

(今日多くの人々がキリストを知らず、それらの真理と全く無関係な
別の領域で平気で生きている状況、否その中で日々死につつある
状況は、今日 私たちが目にするありふれた、そして実に悲しむべき
光景である と言わなければなりません。)

⑤ここで私達は「神は既にあなたを復活のキリストの中へと置いて下さった、
即ちキリストと一つとして下さったという事実」の尊さと、そして
「あなたの時空の中へ永遠のリアリティを引き降ろす」ことさえ可能な
天よりの驚くべき霊的な力、「信じること」の偉大な機能に
ただ目を見張るのです。

「私(キリスト)に留まりなさい。・・多くの実を結びます。・・私の内に
留まっていなければ、枝のように投げ捨てられて枯れます。」
(ヨハネ15の4、5、6)

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