今日は山を降りる日:
早朝 3時の目覚め、南の森の向こうで
ヨタカが キョキョキョッと
梅雨の夜空に 鋭く叫ぶ。
この鳥
脚は弱く 昼は 殆ど歩くことさえないが 時々
酒に酔った人の如くに フワフワっと
ほの暗い森に漂う奇妙な舞いを舞う。
しかし 夜は 凄い高速で 星空を飛行し
大きな口を開けながら 空中の虫を飲み込むのだ。
もうすぐ この不思議な鳥の
短い夜が明ける。
☆
朝の目覚めの時間 しばしば ある感覚が飛び込んでくる。
ダビデの晩年 主の前での 極めて深刻な罪を生んだ
あの純情な王の心に忍び寄った 彼の中の「私」。
「数えてはならない」
無限な主の能力に 有限な人の指が 触れてはならないのだ。
何もしない、
ただ 心を解放し 主にのみ 霊を解き放つ。
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