2011年3月17日木曜日

大変だ!

今、
日本国中の人が一人残らず
「大変だ、大変だ」と言っているようです。

しかし、
もともと日本も、世界もそして私個人も
実に大変な状況の中にいることは
何も今に始まったことではありません。

例えば仮に
私達がこれからも今までのような「平和」を楽しむ
としても、今からわずか10年後、恐らく私を含め、
今生存している日本人の1/4は、この世のどこにも
存在していないことは明らかです。これも一つの
「大変な事実」であることは間違いないでしょう。

しかし実は、ここでの更に重大な問いと言うのは、
その時、そしてその後永遠に(10年間だけではない)
私の霊と魂は(即ち本当の私、私の実体は)
どこで何をしているのか、ということです。

聖書を見る時、人間にとって、いや万物やエネルギーに
とって「消滅」ということは絶対にあり得ません。
(人の死が本当に「人の存在の完全な消滅」ならば、
それは大して悲しむべきことではないでしょう。)
この真実こそ、遥かに、はるかに深刻な事実では
ないでしょうか。

人々が常に追い求めてやまない
人生や世界における「平和と見える現象」は
水面にただよう浮き草のようなものに過ぎません。それを
すえながく地上に留めおくことなど絶対に不可能です。それは
少しだけ、この世や個人の歴史を見るだけでも明らかでしょう。

私達は、今この世界に渦巻く
たやすく目に飛び込んでくる情報や事実(即ち物質世界)の
背後にひそむ世界にこそ目を向けるべきです。
そうしなければ、必ず私達は(何者かによって)
足をすくわれ、後世においてヒドイ損失をこうむるでしょう。

なぜならば、真に大切なものは、
物質と人の肉体が一皮むけたその向こうに、
即ち人の魂霊と、そして霊的な世界の中にこそ、
深く存在しているからです。私達はあまり
「モノ」に捕えられるべきではありません。

なぜなら
「私達の戦いは血肉に対するものではない」(パウロ)
からです。

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