2011年8月31日水曜日

空気は秋

ケサはずい分涼しく、今上に三枚着ています。
空気は完全に秋です。


創世記1章の26節から28節を見ると、人は

「ヘビを初めとする、総べての被造物を治めるように」
と、神によって創造されたことが分ります。(1の27と28)
だから本来・人の目的は「万物・特に神の敵を治めること」です。

所が事は全く逆となり、
人はヘビによって支配される、という結果になってしまいました。
だからヨハネは
今「全世界は悪いものの支配下にある」(第一の手紙5の19)
と言うのです。ここの原語の意味からすると、人は
「サタンのまな板」の上の魚状態であると言ってもよいでしょう。

更に聖書によると
ヘビはアダム以来「地のチリ」(人)を食べて生き続けており
(創世記3の14)遂には龍のように巨大になって、最終的には、
悪人の最後のあがきのように、人類をヒドク痛めつける
ことになるのです。これは何たる悪の姿でしょう。

以上の意味は今、全世界的なスケールで
人類はサタンの意のままに動かされているだけでなく、

総べての人間、一人一人の人生も、その細部にいたるまで
見えない神の敵(ヘビやサソリ)によって
侵略され、圧迫され、苦しめられているということです。

だから人類は、良かれという善意のもとに
大変な努力をして幸福を追い求めているにも関わらず、いつに
なっても、本当の意味での喜びや自由には到達しません。

また個人のレベルにおいても
痛みや苦しみや圧迫の全くない日はただの一日とてない、
というのが正直な所ではないでしょうか。
このことこそが人の根本的で深刻な問題です。

従って、私たちは一人一人が
今日・見えないヘビやサソリ達の悪意ある意志から自由にされ
自分が自分を治めると言う「真の自治」を獲得しなければ
ならない、のではないでしょうか。

確かにイエスは言われたのです:
「私はあなた方に、ヘビやサソリを踏みつける権威を
さずけたのです。」ルカ福音10の19




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