ケサはずい分涼しく、今上に三枚着ています。
空気は完全に秋です。
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創世記1章の26節から28節を見ると、人は
「ヘビを初めとする、総べての被造物を治めるように」
と、神によって創造されたことが分ります。(1の27と28)
だから本来・人の目的は「万物・特に神の敵を治めること」です。
所が事は全く逆となり、
人はヘビによって支配される、という結果になってしまいました。
だからヨハネは
今「全世界は悪いものの支配下にある」(第一の手紙5の19)
と言うのです。ここの原語の意味からすると、人は
「サタンのまな板」の上の魚状態であると言ってもよいでしょう。
更に聖書によると
ヘビはアダム以来「地のチリ」(人)を食べて生き続けており
(創世記3の14)遂には龍のように巨大になって、最終的には、
悪人の最後のあがきのように、人類をヒドク痛めつける
ことになるのです。これは何たる悪の姿でしょう。
以上の意味は今、全世界的なスケールで
人類はサタンの意のままに動かされているだけでなく、
総べての人間、一人一人の人生も、その細部にいたるまで
見えない神の敵(ヘビやサソリ)によって
侵略され、圧迫され、苦しめられているということです。
だから人類は、良かれという善意のもとに
大変な努力をして幸福を追い求めているにも関わらず、いつに
なっても、本当の意味での喜びや自由には到達しません。
また個人のレベルにおいても
痛みや苦しみや圧迫の全くない日はただの一日とてない、
というのが正直な所ではないでしょうか。
このことこそが人の根本的で深刻な問題です。
従って、私たちは一人一人が
今日・見えないヘビやサソリ達の悪意ある意志から自由にされ
自分が自分を治めると言う「真の自治」を獲得しなければ
ならない、のではないでしょうか。
確かにイエスは言われたのです:
「私はあなた方に、ヘビやサソリを踏みつける権威を
さずけたのです。」ルカ福音10の19
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