私(sugar)が生まれた1941年ころ
中国のキリスト教徒はわずか2~300万人でした。
その中で
「ただ場所を根拠(こんきょ)に現われた地方教会」
にぞくす兄弟姉妹はわずか数10万人でした。
ところが今はこうです:
中国の全人口13億人中何と
キリスト教徒は その一割に当たる1・3億人です。
これはちょうど今の日本の全人口に相当します。
(その中には一部 本当には救われていない人、
「永遠の命」を持っていない人も
含(ふく)まれているでしょうが・・。)
正確な算定(さんてい)は不可能ですが
「地方教会」に属(ぞく)するキリスト者は
最も少なく見積(みつ)もっても100万人、おそらくは
数100万人に上るであろうと言われております。
更にその上 当然無名の全中国にわたって実在する
おびただしい数の家庭集会の存在をあげなければなりません。
しかしその実態(じったい)を知るいかなる方法もありません。
(私はその中のわずか2、3の「実情」を
後日 報告することが出来るだけです。)
*
形に表れたキリスト「教」はその殆(ほと)んどが
破壊(はかい)されました。しかし私達はここに
人間の政治的圧力などではむろんのこと
神の敵でさえ絶対に破壊不可能な素晴らしいものの
存在を指摘(してき)しなければなりません。
それはキリスト者の中の霊に実在(じつざい)する聖霊です。
しかしその当時 いやおう無しに
目に飛び込んでくる恐ろしい状況(じょうきょう)と
更に魂や肉体に加えられる脅迫(きょうはく)を実体験する時
「キリスト者の霊」と言えども
大いに圧迫されたに違いありません。
ところがここに
ある不思議な「命の現象」が現われたのです。
それは全中国において
人の霊の中の聖霊による おびただしい数の
「発芽現象」とでも言うべきものでした。
キリスト者達に対して ものすごい恐怖(きょうふ)が押し迫り
その様にして人の魂までが破壊され、人の霊でさえ
押しつぶされたかに見えたその瞬間(しゅんかん)何と
何も見えない真っ暗な地中において
「土中熱」(どちゅうねつ)と土が含む水の作用によって
霊的な「命の発芽現象」が発生しました。すなわち それまで
あの「麦つぶの中に秘(ひ)められた命」をおおっていた
硬(かた)いカラが水と熱の力によって
ついに崩壊(ほうかい)したのです!
2 件のコメント:
まさにいのちの生長は「人手によらず」ですね。
根は負の屈光性を持っています。
地中深くにのびて植物の全体を支えるような営みが大事であろうと思わされます。
真実の証に感謝します。
有難うございます。
最近 山を歩いていて
大樹をさえ支えることが出来る根、
の不思議な力を考えておりました。
しかし発芽現象は
更に不思議なものかも知れません。
あの中国の
地から湧いてきたような
純朴この上ない
キリスト者達に触れていると
正に「命の現象」を思わずには
いられませんでした。
しかし、
「命というものの究極的な名」が
「神」であるとすれば
それも至極当然なことかも知れません。
この中国の聖徒達こそ、いずれ
「全世界のエクレシア」を支える
本当に地下の力になるのかも知れない、
この度 これが私の最後の感慨でした。
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