2011年7月8日金曜日

北デッキ解体初日

昨日、午後のこと:

北デッキの解体をしようと、現場に行った。
巨大なデッキが3、4m落下して地面にななめに
立っている。少し動かすだけでも大変そう、
その上、現場は傾斜地(けいしゃち)である。

かねてから「ネタからクギを一本一本抜くしかない」と
思っていたのだが、ためしに1、2本やって見ると、
それはとてもムリと分かる。釘が太い上に、釘の数が
ハンパではないし、何しろ足場が悪いから、このままでの
状態では、この方法はかなり難しい。

「合板はカットしたくない」と思っていたのだが、
こうなると、それは出来ない相談である。結局
「チェンソーでバリバリと切断するしかないのか」と
あきらめた。「頭と現場は違う」と改めて
思わせられたのであった。

ところがである。
さらに肝心のチェンソーが動かないのだ。これには困った、
森林組合で働いていたイモクボさんの所に行って
聞くしかないか、と思いつつも、チェンソーのフタを開けて
何心なくフタの「カス」を掃除(そうじ)して見たら、
何とチェンソーは元気良く動いてしまったのである。
これ一体どうなってるの?

かように、
山暮らしは「思いがけない」の連続です。でも
「思いがけない」のは山暮らしだけではありません。
(誰が3・11を予測できたでしょう)

さて、今日の作業はここまでとしましょう。
こんな時、意気ごんで、足場の悪い現場で、
チェンソーを動かすのは危険です、と言うわけで
きのうは早めに散歩にでかけてしまいました。


「古くなった合板でも、カットしたくない」というのは
この「石巻合板」と言う会社の製品がすばらしいから
です。特にその腐食(ふしょく)に対する強さには
ビックリです。(ま、値段もいいのですが・・)

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