昨日、午後のこと:
北デッキの解体をしようと、現場に行った。
巨大なデッキが3、4m落下して地面にななめに
立っている。少し動かすだけでも大変そう、
その上、現場は傾斜地(けいしゃち)である。
かねてから「ネタからクギを一本一本抜くしかない」と
思っていたのだが、ためしに1、2本やって見ると、
それはとてもムリと分かる。釘が太い上に、釘の数が
ハンパではないし、何しろ足場が悪いから、このままでの
状態では、この方法はかなり難しい。
「合板はカットしたくない」と思っていたのだが、
こうなると、それは出来ない相談である。結局
「チェンソーでバリバリと切断するしかないのか」と
あきらめた。「頭と現場は違う」と改めて
思わせられたのであった。
ところがである。
さらに肝心のチェンソーが動かないのだ。これには困った、
森林組合で働いていたイモクボさんの所に行って
聞くしかないか、と思いつつも、チェンソーのフタを開けて
何心なくフタの「カス」を掃除(そうじ)して見たら、
何とチェンソーは元気良く動いてしまったのである。
これ一体どうなってるの?
かように、
山暮らしは「思いがけない」の連続です。でも
「思いがけない」のは山暮らしだけではありません。
(誰が3・11を予測できたでしょう)
さて、今日の作業はここまでとしましょう。
こんな時、意気ごんで、足場の悪い現場で、
チェンソーを動かすのは危険です、と言うわけで
きのうは早めに散歩にでかけてしまいました。
*
「古くなった合板でも、カットしたくない」というのは
この「石巻合板」と言う会社の製品がすばらしいから
です。特にその腐食(ふしょく)に対する強さには
ビックリです。(ま、値段もいいのですが・・)
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