*ジュンは今どこで何をしているか2*
総ての問題は、それ一個で屹立(きつりつ)することは少なく、
他の多くの問題との深い関連の中で起こります。「ジュンは今・・」
のこともその例外ではありません。この問題の背景をなす諸問題の
背景は驚くほど深いようです。
先ず、私達は「その人の生涯に対する神の御心」とその一問題、
との関連を見なければなりません。
それは、「ダビデの心」が先ずあり、そして「ダビデの国」の一国民である
その人に突然降りかかった「悲劇」が次にあった、と言うことです。
その問題を唯一単独であると捉え、もしもその人がいつまでも、それのみを
凝視し続けるならば、彼の倒れ方は酷いでしょう。そして倒れ方が酷い
だけでなく、彼のそれ以後の人生に深い意味を見出すことはとても
困難なものとなるでしょう。それは極めて残念な事です。
しかし、彼がダビデの偉大な心を真に知り、もしも彼がダビデと一つである
ならば、たとえ彼が一晩は夜通し泣き明かすとしても、翌朝には早くも、
イスラエル全体の問題の中における彼の一問題の位置づけに彼は容易に
気づくに違いありません。即ちその問題は、他の多くの神の心に関わる、
価値ある大切な問題との関連において、敢えて
「神によって」許されたものである、と言う事実に思い及ぶ筈です。
そして更に彼は、彼の個人的であると見えるその一問題が意外にも、実に
大きな価値さえをも含んでいることを知るのです。ここに至るならば、
彼は何の無理も無く賛美と感謝を神に捧げることでしょう。
それだけではありません。この段階に到達し彼は初めて、
「彼の個人的な悲劇そのものにさえ注がれたダビデの深いケア」をも
知るのです。即ち彼は、自分の心のケアよりもむしろ、王ダビデの深い
御心に思い及ぶとき、その時彼は、既にダビデがいかに彼の個人的問題に
対しても、大きな愛の配慮と決め細やかなケアを注意深く
用意されておられたかを知るのです。この時、
彼の涙の性質は完全に変化することでしょう。
*
今私達も、
先ずは「私達の真のダビデ」が今何を目指し、何を大切にしておられるのか
を本当に知る必要があるのではないでしょうか。次にそれとの
関連において、ダビデが「私の全生涯」にどのような御心を持っておられる
のかも知るべきです。それがパウロの言う
彼の「全行程」「走るべき道のり」(Ⅱテモテ4の7)です。
それでは、「その道のり」をどうやって今私達が知り得るのか。
これはまたもや、実に大きなテーマとなります。
しかし敢えて簡単に言うならば:
①先ずはダビデの心にある偉大な神の御心に関する幾多の「知識」が
必要です。それを簡単に言うならば、カナンのよき地において、それを
不法占拠している多くの強敵と日々戦い、それらを駆逐し、その様にして、
その地に神の宮(今現在は主のからだとしてのエクレシア)を建造し、
次に時代における「完全なソロモンの王政と主権」とを
天地にもたらす、備えをすると言うことです。
私達は今それらの詳細に関わる、神からの私に対する個人的な啓示に
深く触れられ、印象付けられる必要があるでしょう。
②ここに至るとあなたは喜んで、あなたの神の御心を前にして、
神に対して喜んで「真の献身」をするに違いありません。
③次に今度は「私の生涯に関する神の御心」を知ることを
願う真実な心が必要とされます。
そうする時に、必ず神はあなたの霊に(頭にではありません)
喜んでそれを啓示されるに違いありません。
それが一旦与えられるとき、あなたはそれを、人の言葉で他人に
軽々に語ることさえ はばかられるかも知れません。しかしあなたは、
それをある深い、動かしえない神からの、あなたに対する
生涯の御心として、確信することが出来るのです。
そして更にあなたは、それ以後、一歩一歩の日常生活における
神に対する従順の中で、それが真に神の御心であったことを追認識し
(その時、具体的で深い思いへの理解も与えられるでしょう)
そして、ただ神を賛美するに至るのです。
2 件のコメント:
私もそう思います。
地上のものの全てを失っても、大丈夫だと思っています。なぜなら、天のかぎ(権威)も地のかぎも地獄の鍵(権威)をもお持ちのかたが私たちの味方だからです。「生も死も私たちの支配下にある」と書いてあるからです。このことを考えると、内なる聖霊が喜んでおられることが分かります。今の時代は確かに特別な時代だと感じます。 キリストの支配が目に見える形で、信じるものたちのまわりに現れてくるのでしょう。
もしひとりの違反により、ひとりによって
死が支配するようになったとすれば、なお さらのこと、恵みと義の賜物とを豊かに受
けている人々は、ひとりの人イエス・キリ
ストにより、いのちにあって支配するので す。 ローマ5:17
同じ思い、同じ心。感謝です。
「今は特別の時代」
アーメンですね。
一秒一秒を大切にさせてもらいたい、
そんな気にさえさせられます。
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