2011年8月11日木曜日

ダビデのうたた寝

ケサも詩篇を読んでいましたが、
詩篇のテーマは正に賛美と戦い、そして十字架です。
この三つが一貫して流れています。

その中でも、敵に対する
「仕返し・報復を神に懇願する祈り」はとても大切です。

ダビデの祈りはその点、何と具体的で強烈、そして
数多いことでしょう。
(私たちの祈りもそのようであるべきです。)

ダビデの実際的な戦いために、彼の隠された
そのような懇願は、相当大きな役わりを演じた筈です。
その点彼は、ルカ18章の
神に対して「しつこい」ヤモメと全く同じです。

ですから、神の国のために、
常に戦いの渦中にあるべきダビデに「霊的なうたた寝」を
する時間などあろうはずがありませんでした。

しかしⅡサムエル11の1,2を見ると
春のある日、そのダビデも、怠惰な長いうたた寝の後、
取り返しのつかない大きな失敗をしてしまったようです。

霊的うたた寝とは、
悪霊が私の霊を閉じこめようとする力に反発するべく、
聖霊と共にある自分の霊(きわめて深い所にある自分自身)を
外面に強く押し出すことをおこたり、
「自分のベッド」にもぐりこみ「自分の世界」の中に
引きこもってしまうことではないでしょうか。

「だから目をさましたいなさい。」(マタイ24ノ42)

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