その前日 即ちご主人の容態が悪化した日、
主は施設に ある人を配置しておられました。
既に三つの病院では 重篤(じゅうとく)なご主人を
受け入れることは困難でした。しかし何と
一人の看護士さんのある機転によって
以前入院していた一番理想的なあの病院に
入院することが出来たのです。
ほどなく ご主人の体から点滴等の一切の管が
はずされました。舌はよく動かないのですが、
介添(かいぞ)えの人が口まで運んでくれる食べ物を
自力で飲み込むことが出来るのです。
顔に安らぎがうかがわれ その様子は正に幼子のようにすなお、
目と耳はよく働き、特に「イエス様のこと」
聖書の言葉や賛美に ことごとくよい反応を示されます。
皆で祈っているとき、彼は右手を天に差し伸べるのです。
2週間が経過(けいか)し、ご主人は入院前と同様
福生の「日の出荘」に落ち着かれました。
陽子さんにもまた以前の平和な日常が戻ったのです。
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