1
「私が進むべき行程」から
少し横道にそれるだけで、唯それだけで、
私の命運は とても容易なものとなるだろう。
しかし、私は確かに知っている、
わが主は 何と過酷な行程を進まれたかを。
2
それ故 私はこの世を全く捨て去り
その結びつきを 総て断ち切る。
私の行く道は なお狭きものとなり
世は総て 私に敵対して立ち上るであろう。
3
人々は 顔をしかめ、軽蔑してあざ笑うとしても
私は 主の笑顔のみを慕う、
ひとえに 彼の「よくやった」を願う、
地上のこの つかの間の時間の中でこそ。
4
偉大さを追い求めまい、
地上の栄光を追い求めまい。
ただ身を低くし 主にのみ仕えたい、
かの日、彼の誉め言葉を得んがために。
5
私は今
「あの裁きの座」から来るその光を見つめる。
総ての私の生き方と働きが、
「かの火のテスト」に耐え得るために。
6
人々は総てをかけ
自分の成功を求め、栄光と富と名声を追求し、
自己の偉大さや 自分の追従者、
そして自身の栄誉を獲得しようとするだろう。
7
しかし私は
魂の中の繁栄ではなく、
ひどい孤独と貧困の中でさえ
「彼」に忠信に従うことを求める、
あのゴールに到達するに至るまで。
8
私は知っている、地上におられた時
主の歩まれた道は唯一つ
あの十字架に向かう道であったことを。
それ故、私も彼と共に
ただ損失をこうむることを願う。
9
総ての私の光栄は「かの前方」に備えられている。
それ故 ここで 私は総てを耐え忍ぶ。
主の御前において、主を差し置き、
今 自分の栄誉を求めることなど出来ようか。
10
しかし、来たるべきかの時、私は誉を賜るだろう、
主御自身 総て私の涙をぬぐい取って下さるという誉を。
それ故 今この時代 忠信に 私はただひたすら前に進む、
私の主が出現される かの日に至るまで。
★
この詩は W. ニーが拘束される かなり以前に
書かれたものです。例の証同様、在米のある日本人が
送って下さいました。ただしこれは
「英語訳からの」一つの試みの訳に過ぎません。
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