2009年8月18日火曜日

聖霊と信者の霊(1)

今日のキリスト者の間で最も欠けている「知識」は、人の霊の存在と、霊の
機能に関するものです。多くの信者は、自分の思い、感情、意志の他に、
自分の中に霊があることを知りません。

人の中に霊があることを聞いた後でさえ、彼らは思い、感情、意志を
霊であると誤解したり、或いは困惑して、自分の霊がどこにあるのかが
分からないのです。霊に関するこのようなキリスト者の無知は
とても深刻な問題です。

このことの故、信者は 根本的にどのようにして神と協力し、自己を支配し、
サタンと戦ったらよいかが分かりません。というのはこれら三つのことには
総て「人の霊」の働きを必要とするからです。

信者が知るべき最も重要なことは、人の中には
思いの中の思想、知識、想像、
感情の中の感覚、愛、欲望、
意志の中の考え、意見、決定の他に、
厳然として「霊がある」ということです。

霊は思い、感情、意志よりも更に深いものです。信者は自分の中に霊がある
ことを知るべきであり、また、霊の感覚、霊の働き、霊の力、霊の活動の
原則も知らなければなりません。

そのようにして、初めて信者は いかにして肉的な魂や体に従ってではなく
霊に従って歩くかを知ることが出来るのです。


ここで数回だけ「感覚の生活」を休み、先人の著書から
「聖霊と信者の霊」に関する概略を見たいと思います。

「霊を知る」は「魂と体を知る」とは完全に異質です。何故なら、
人の霊は、物質と魂の創造者「創造されることのなかった神の聖霊」と
極めて密接な関わりがあるからです。そこには
「神直接の護衛」があると私は考えております。従って
神に対する従順を無視し 単なる物質に過ぎない頭脳のみによって、
人の霊を知ることは「人類史上」かつて一度もあり得ないことだったのです。

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