何か特別な事態が発生した際、キリスト者がそれに
どう対応するべきでしょうか。
その答えは唯一キリストです。即ち、私達は目前にどんなことが
発生しようと ただ「キリストの中で」対応するだけです。
このことを更に具体的に言うと、私達は、キリストの命、ないしは
死によって対応する、と言えるでしょう。これ以外他の道は決して
ありえません。正にキリストイエスは「道」そのものであられます。
①命によって対応する道:
それは、私達はその事態の中をそのまま進むのですが、しかしその際
内側をキリストの命によって更に満たしていただかなければなりません。
このようなケースはよくあることでしょう。
②もう一つの道は、決して逃げることなく、先ずその事態としっかり対面し、
次にそれに対してキリストと共に死ぬことです。
これも明らかに、神がキリスト者に与えている有効な道です。
神は二千年前、万物(物と者の一切)をキリストの死の瞬間、
キリストの死の中に閉じ込められました。これは神にとって極めて
重要な霊的な事実、御業です。さてそれは霊的な事実ですから、
同時にまた「永遠性」を持っております。
*
所が、そのままでは
今時空の中に生きる私達には、その永遠の事実は全く無関係です。
しかし感謝します。私達キリスト者はこれも「霊的な機能・信仰」を
用いることが出来るのです。
キリスト者の
「時空と物質に連なる体」の中に存在する人の霊(それは今日「永遠の」
聖霊と一つとなっている)に属する信仰を機能させることによって、
二千年前の永遠の事実を、人の体を経由させることによって、
二千年後のこの時空の中にもたらすことが出来るのです。
これは何という真理でしょう!
これこそがキリストの永遠の死を、私と私の時空に適用する方法です。
キリストはあの十字架の死において、人々によって
「この時空とその中の諸々の者と物」から除かれました。人々は、
除け、除け!と叫んで、彼を十字架つけたのです。(ヨハネ19の15)
それによってイエスは一切の物と者から、永遠の死の効力によって、
遠く遠く除かれ、隔絶されてしまったのです。
これが十字架という第一段の神の御業です。
しかし、必然的にここに神の第二段の御業が続きます。
それはキリストの復活です。
その復活によって、イエスは万物から隔絶されただけでなく、
今度は万物から超越されたのです。
それ故 神はキリストのせっかくの死を、キリスト者達においても
この時空中のいろいろな状況の中で、自分の身に適用することを
願っておられることは明白です。
*
このたびの事態において(直ちに、ではなかったのですが)
神は①の方法ではなく、疑いの余地のないほどハッキリと、私を
②の道へと導かれたのです。①なのか②なのかの判断には、
聖霊の導きは極めて有効です。
①と②のいずれにしろ、聖霊が導かれた結果は明らかな命と平安です。
実はその命と平安が、おとといの下山の旅がとても楽しかった
唯一の理由であった、と言えるでしょう。
このたび 図らずもこのような素晴らしい経験ができたことを
私は神にとても感謝しているのです。
もし出来ることでしたなら、顔と顔をあわせて、その経験の
幾分かについて、あの「匿名」の兄弟(or 姉妹)とも、
ともどもに分かち合えるとするならば、
それは何と嬉しいことでしょう。
*
①と②の適用の相違は、強調点の相違のみです。
双方に死と復活が存在することは明らかです。
神がキリスト者に与えられる総てのこと、
その実質、中身はただキリストの死と復活です。
そしてこの二つと見える道は実のところただ一つの道であり、
それは唯一の神イエスキリスト御自身であります。
☆
これからしばらく下での生活です。
2 件のコメント:
匿名であることゆえに、今私はそのことを神に感謝しています。
主が知っていてくださるのですから、それで十分です。
>神がキリスト者に与えられる総てのこと、
その実質、中身はただキリストの死と復活です。
そしてこの二つと見える道は実のところただ一つの道であり、
それは唯一の神イエスキリスト御自身であります
アーメン、アーメン。
あぁ、素晴らしい主。
喜びの糧をこのような私にさえ与らせて下さいました。隠されたマナ、その甘みと喜び
もはや私の名を知る必要もありません。私たちは天で皆新しい名が与えられる者。しかしその名を知ることは、主とその名をいただいたものしかわからないものです。なんという親密な主との交わりの中に招かれているのでしょう
そして私たちの交わりにおいて主が全てであるため、あえてお互いの名を名乗る必要すらないのです。
「その(白い)小石の上にはそれを受け取る者以外は誰も知らない新しい名前が書かれているのだ」 黙示録2:17
ハレルヤ、ただ主を賛美します。
エクレシアの中で兄弟と共に
一つの主の体にあずかっている、
と言う動かしえない事実があります!
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