さて今しばし「その舞台」(1)を振り返る必要があります。
そこでは目に見える地上の人間の態系(第一の態系)と目に見えない
超自然的な能力を持つ生物達の態系(第二の態系)を見ました。
第一の人の態系は見えない第二の態系の表現です。それは
第一の態系は完全に第二の態系の支配下にあると言うことです。
それはあたかも 空を飛ぶ目に見えるラジコン飛行機の動きが
実は目に見えない所で操作する者の完全支配下にあるような
ものです。状況をシッカリと見、把握しているのはラジコンを
操作する者であり、今空を飛び交う私達が五感で容易に認知出来る
目に見えるラジコンではありません。
第一の態系・今日のラジコン・地上の人類の動向を
すべて掌握し操っているのは第二の態系に属する
超自然的目に見えない生物ども、そしてその頭(サタン)なのです。
★第二態系の生き物の意志と特徴★
かつてのルシファーを頭とするその態系には幾つかの特徴が
あります。それは悪の本能とでも言い得るものです。それは先ず
①彼らは自らの運命の究極が大いなる破滅であることを知りながら
悔い改め、引き返すことが全く不可能であることです。
人にはまだ悔い改める(方向転換する)チャンスが残されております。
しかし、第二の態系の生き物達にはその機会は最早ありません。
多分彼らとて かつては引き返す機会は与えれていたのでしょう。
しかし彼らに与えられたその時代、その日、その時、彼らは真に
愚かな選択をしてしまったに違いありません。即ち神への反逆です。
彼らは彼らの運命を自ら決定したのです。
②次に 破滅に近づけば近づくほど、彼らはその悪の加速度を
増さざるを得ないと言うことです。それは彼らの本能です。
これはこれからの人類が行こうとする方向性、その状況を観察すれば
容易に分かることです。これからこの地上の人の心は加速度的にその悪の
程度を増して行くことでしょう。それは全く不可避です。何故なら
その背後にはサタンの加速度する悪の本能が明確に働いているからです。
③もう一つは他の者を自分の運命に引き込み、共に破滅に
引き連れて行こうとする悪の本能です。
ルシファーはかつて、数多くの神の御使いの中の三分の一とそして
太古に地上に住んでいた体と霊を持つ高度な生き物を
自らの運命に同行させることに成功しました。
今サタンのターゲットは完全に人類に向けられており、
その目標は唯一つの例外を除いて、ほぼ達成されつつあるのです。
(この項 続く)
*補足説明*
アダム以前の太古に地上にいた体と霊を持つ高度な生き物は
サタンに追従したが故に裁かれ体を失いました。それ故に今
その体を失い地上に存在するおびただしい数のその邪霊どもは
水中や人体その他の中に常に自分の宿り場を求めているのです。
それは私達が福音書において明らかに知ることが出来る事です。
彼らは空中の堕落した天使達とは全く別の生物ですが
共に結託して今なお神の主権に対抗しているのです。
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